第9回診断トリプル大会使用構築~双鋏ピカシャンホーク~
はじめに
【3/3はトリプル日和】第9回診断トリプル大会募集 - 三種の神器は拘りアイテム
こちらの診断トリプル大会に参加させていただきました。開催してくださったしっとさんありがとうございます。この記事を見ている方の多くはルールをご存知だと思うのでここでは省略します。知りたい方は上記の募集要項で確認してください。
さて今回自分が診断で引いたポケモンたちはこちら
エミールにおススメなパーティはメガカイロス、キングラー、ピカチュウ、シャンデラ、ムクホーク、ベロベルトの6匹です。実際に組んでみましょうhttps://t.co/aKSYgevkRo@emilepoke https://t.co/ogPvmjFzu8
— しっと☆まんまりまつ (@sittonau) 2018年2月11日
画像だとこう
うーん、すごく強いっていう見た目ではないけどかといって弱そうにも見えない、これも診断っぽいといえばそうなのかもしれないといったすごくコメントに困る並びです。ネタにしづらい微妙な感じですが過去に参加した大会の教訓を生かし引き直しをしないことにしました。
※過去に参加した大会はこちら
復活診断トリプル逆優勝!3猫メガヘラパ! - エミールの解き放たれし書庫
【第8回診断トリプル使用構築】リザードとゆかいな仲間たち【勝ち越し】 - エミールの解き放たれし書庫
というわけでまずはパーティの構想を練ることにしました。
考察
まずはぱっと見た感じでキングラーとカイロスが特性かいりきバサミでいかくが無効になるのが偉い、シャンデラがタイプ一致で強力な全体技である熱風が打てるといった点に着目しました。これを生かすためにカイロスとキングラーの特性は確定、シャンデラもアタッカー型に育成することが決まりました。さて今度は全体的に電気の通りがよいですがここでピカチュウを隠れ特性ひらいしんで採用し電気技を抑制することにします。ここで素早さ操作を扱えるポケモンを確認します。この6匹ですとピカチュウのエレキネットやでんじは、ほっぺすりすり、シャンデラのトリックルーム、ムクホークの追い風などが該当します。今回は動かしたいアタッカーがシャンデラ、ピカチュウ、メガカイロスと中速以上に偏っているためムクホークで追い風展開を狙うことにします。シャンデラのトリックルームは切り返しに利用できそうですが優先順位は低いため技枠が空いたらということにしていったん保留にします。後は流れでと言いたいところですがこの診断トリプル大会では事前に相手の参加者のパーティの並びが見えていますのでそちらを確認することにします。こちらです。
この中だとこちらのポケモンだと一致技で弱点を突きにくく耐久の高いメガラグラージやギガイアス、サイドンが気になりました。そこでこちらのパーティ内で草のサブウェポンが自然に使えるポケモンを確認します。するとシャンデラのエナジーボール、ピカチュウのくさむすび、ベロベルトのパワーウィップがありました。この大会ではほぼ確実に相手のポケモンに特性いかくがいるということを考えると物理打点であるベロベルトのパワーウィップの採用優先度は低く、特殊打点である前2匹に覚えさせるのがよいと考えました。ただこの2匹は耐久が高くないためどちらか片方が倒れた後に出てきてもカバーできるように共に採用するほうが安定すると思い双方に採用することが決まりました。最後にこういった種族値が低くなりがちな大会では壁展開が増える傾向にあるためかわらわりを誰かに覚えさせると少しお得な気持ちになれることを踏まえて相手できる範囲や役割を考えて技、持ちものを選んで完成です。
個別紹介
ポケモン名 | とくせい | もちもの | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 |
カイロス | かいりきバサミ | カイロスナイト | おんがえし | フェイント | インファイト | まもる |
キングラー | かいりきバサミ | こだわりスカーフ | クラブハンマー | いわなだれ | ハサミギロチン | はたきおとす |
ピカチュウ | ひらいしん | でんきだま | ねこだまし | フェイント | 10まんボルト | くさむすび |
シャンデラ | もらいび | きあいのタスキ | ねっぷう | シャドーボール | エナジーボール | まもる |
ムクホーク | いかく | ジャポのみ | ブレイブバード | すてみタックル | おいかぜ | まもる |
ベロベルト | ノーてんき | ヨプのみ | がんせきふうじ | はたきおとす | かわらわり | まもる |
・・・スマホからだとはみ出てるけど気にしないでください、個別の紹介でも書くので許して><
おんがえし フェイント インファイト まもる
今回のメガ枠。このパーティでは基本的には単体高火力アタッカーと無効化されないフェイント使いとしての役割をもつ。サブウェポンのインファイトは鋼タイプや岩タイプへの役割破壊技として採用。まもるはトリックルームのターン稼ぎ用。単体打点しかもたないため捨てる時は潔く捨てる。流用個体
キングラー こだわりスカーフ いじっぱりAS かいりきバサミ
鋼orワイドガート枠。なおワイドガードは覚えさせていない模様。貴重ないかくの効かない物理高打点持ち。このポケモンがいるおかげでランドロスに対してのケアを薄くできているからそれだけで偉い。一致のクラブハンマー以外はワンチャン狙えるいわなだれ、ハサミギロチンと命中安定のはたきおとすを採用。こだわり系に命中安定技があると精神安定剤になってメンタルに優しい。
ポケモン界の顔。猫だまし枠。高火力低耐久。アタッカー兼ねこだまし役。基本的には初手中央において追い風サポート、その後生き残っていたら攻撃、技が通りにくいまたは隣のポケモンで倒したいときはフェイントでサポートを行う。性格がおくびょうでないのはねこだましやフェイントの火力を少しでも上げるためなのだが準備の都合上攻撃個体値が26前後で妥協している。まあ誤差でしょ、誤差。
S操作枠、、、なのだが案の定S操作技は入っていない。まあいつものこと。一致技2つと考察欄の理由よりエナジーボール、何よりも大事なエースアタッカーポケモンであるためまもるを採用。タスキで行動保障をかけていて積極的に動かせてよかった。特性がもらいびなのはメガリザードンYを意識してである。流用個体だから素早さや耐久にどれだけ振っているのか把握していなかったのは反省点。
ムクホーク ジャポのみ ようきAS いかく
いかく枠。この構築ではS操作要因。攻撃はそのおまけ程度に考えていたが普通に強かった。序盤鳥なのに。持ち物は半減実と悩んだが役割的に物理相手に繰り出しそうだったので役割対象相手に確実にタスキを削れるジャポのみを採用した。ちなみにこのきのみ7世代ではまだ解禁されてない。いつ解禁されるのか。ムクホークといえばいのちがけというイメージを持つ方もおられるだろうがこのパーティでそんなことして自ら1匹犠牲にするほど攻撃に余裕はない。いかくを何度受けようともただ殴って殴って殴り続けるのだ。
ベロベルト ヨプのみ いじっぱりHA ノーてんき
がんせきふうじ はたきおとす かわらわり まもる
自由枠。のろいやはらだいこで自らがエースになることも考えたが今回は特性を生かしてサポートに回すことにした。この特性が非常に重要で数値を天候で補うことの多い診断パーティに対して大きなメタ要素となっている。技構成は相手のメガリザードンYやキュウコンへの役割遂行兼素早さ操作であるがんせきふうじ、相手のこだわりスカーフやきのみなどを落とすはたきおとす、相手の壁貼りへのメタ兼岩タイプ、鋼タイプへの打点としてかわらわり、トリックルームのターンを稼ぐためのまもるを採用した。持ち物のヨプのみは一撃で倒れられたら困るため。今回初めて使用したが思ってたより耐久が高くXYで群れバトルで捕まえた分の価値はあったと思う。
対戦
机上で色々いっても結果よければ全てよし。というわけで対戦編スタート!
初戦で当たったのはダンテさん。パーティはこちら。
非常にバランスがよいという印象。こちらとしては追い風を貼りつついかに優位を保てるかといったところ。初手にムクホーク、ピカチュウ、キングラーを選択。ダンケさんはサワムラー、ドリュウズ、サザンドラを選択。初手こちらはねこだましをサザンドラに打ったがこれが敗戦のひとつの原因。ドリュウズがいじっぱりスカーフでムクホークに対していわなだれが急所に当たり行動することなく倒されてしまった。あとで計算したところようきなら急所でも耐えており、いじっぱりでも急所以外なら確定3発だったので有効急所だったらしい。まだ初戦でボケていたのか次のターン以降追い風を自分が貼れていないことを失念しており対戦が終わってから気づく鳥頭プレイで負け。7世代の場の状態を見る機能に甘えていたことがよくわかった対戦だった。0勝1敗
2戦目で当たったのはあちゅさん。パーティはこちら。
鋼が3匹もいる上にトリックルーム貼ります臭がプンプンする。こちらはなんとかトリルを凌いでシャンデラで一掃したいところ。試合は両者ともに技を外しまくる異様な展開。最終的には有効回避が多かったこちらがトリルを凌いでシャンデラで一掃して勝ち。躱せなかったら多分負けてた。1勝1敗
3戦目の相手はくらうんさん。この診断の生みの親。パーティはこちら。
ギガイアスが重い。なんとかしたいところ。こちらはピカニキのくさむすびで体力を大幅に削るもがんじょうで耐えられ食べ残しで回復されフェイント圏外に。最終的にランドロス、エルレイドvsベロベルト、シャンデラになりこちらが選出時に持ち物なしを見ておらず持ち物がないランドロスにはたきおとすを打つミスでワンチャンを逃す。がんせきふうじならワンチャンス残ってたはず。負け。1勝2敗
続く4戦目は弥生さんが相手。パーティはこちら。
とにかくゲッコウガが辛い。なんとか動かれないようにしたいこちらはシャンデラ、ピカチュウ、ムクホークを選出。対する弥生さんはラグラージ、トロピウス、クレッフィを選出。この初手がうまく嵌り追い風でこちらが終始優位を取る展開に。途中怯ませたり威張られたりでてんやわんやしたものの最終的には混乱に負けずに残しておいたクレッフィを倒して勝ち。混乱したら2回は動かないものとしていたからまあよし。2勝2敗
最終戦の対戦相手は余飯さん。パーティはこちら。
選出を決めた後にこのリザードンXやんって気づきました。結果的にムクホークのいかくが入ってラッキーでした。序盤は割と五分五分?な展開。ターニングポイントはピカチュウがくさむすびでサイドンを倒したところでしょうか。そこからこちらが大きく優位となり勝ち。ピカチュウとムクホークの削りがすごく大きな試合となりました。トリプルのおいかぜはやっぱり強いね。3勝2敗
というわけで勝敗は3勝2敗で勝ちこしには成功。前回の復活診断トリプルの全敗からだいぶ良い成績を残せた気がします。やっぱりトリプルは楽しい。最後に構築名の説明をば。双鋏は2匹の特性かいりきバサミから。鋏はハサミっていう意味できょうと読むらしいです。Google先生がいってました。ピカシャンホークはピカチュウ、シャンデラ、ムクホークの名前から。ベロベルト要素はゴロが悪いから抜けました。まあ1匹だけ耐久振りになっててメイン要素じゃないから多少はね?それではまた
ps:アイキャッチの背景素材は「野田工房P」さんhttp://nodakoubou.net/material/よりお借りしました。(使用規約見直して気づいた、危ない危ない)